本来,世を経け(たすけ),民を済う(すくう)のが「経済(理論)」のはずでした。その意味で経済と福祉は切っても切れない関係にあります。
しかし,私達一人ひとり独自の存在としての「人間」を市場の内で労働力という「燃料」に変えて黒く(ブラック企業)燃やし尽くしているのも最近の「経済(理論)」です。
そして,燃焼効率の良い燃材(若くて強い労働力)が不足してきた結果,市場は新しい燃料の発掘に躍起です。
- 廃棄燃材の再利用(定年延長,高齢者の再雇用)
- 新燃材の発掘(女性労働力の家庭からの引き剥がし)
- 未熟燃材の導入(成人年齢引下げ→労働力としての大人の増加)
市民としての児童・女性・高齢者の「福祉」は「市場原理」と密接に連関しているように思われてなりません。