昨年末の「年末ジャンボ宝くじ」の「当選確認作業」も例年通りあっけなく平和?に完了して,一部の皆様の次なる関心事は今年も各デパートの「福ぶくろ」へ集中して行ったようです。
最近の福ぶくろ人気には前日から販売を待つ人も現れているとのこと。実際の価格を上回るお買得感があってお正月の風物詩として定着してきているのでしょう。
おとそ気分のお客心をあてこんだ販売促進イベントであることは皆分かっているのですが「福ぶくろ」という言葉の響きにはどこか惹かれるものがあることも事実です。
ましてや「開運」とか「運試し」とかとやられたら,もうじっとしていられないのも人情でしょう。
もちろん,いざ開けたときのあの「空振り感」とそれを打ち消すための「良かったね」と言葉を交わしあう,あの不自然な「家族の優しさ」に皆気がついているのですが。人間ってどこか悲しくて楽しいものですね。
しかし,今年のテレビ報道に寄れば,今時の若者は手に入れた福袋商品を即座に「メルカリ」等に放出して差額の儲けを手にしているとのこと。
ここまで来ると「福袋」本来のお楽しみはどこへやら,損得勘定の世知辛い現実世界を見せつけられる思いです。