アメリカは集団感染が確認された「ダイヤモンド・プリンセス」号のアメリカ人乗客を船から下ろし、チャーター機で帰国させることにするようです。
加藤厚生労働大臣は…「フェーズとしてこれまで感染経路が見えていたものが見えなくなってきた…状況は異なってきたと認識している」と述べました。（NHK）
感染重症者は持病を持つ高齢者というとことですから，福祉関係者のどなたも心配するのは高齢者（含む障がい児者）を対象とする「施設内感染」への拡大化に他なりません。
万が一，施設内感染に火が付いた時には，たった一隻のクルーズ船内の問題どころでなくなることは火を見るより明らかです。
いたずらに不安を煽るわけではありませんが，厚労省が自ら諦めたとおり，フェーズは「感染防止」から福祉全体の施設生活における「生命保障」へと間もなく変化していくことを恐れます。
新型コロナ対策はもはや医療関係者の手を離れて「福祉業界」の主力テーマとなりつつあります。介護福祉士，社会福祉士会の取組を注視しています。