目標と目的

2017年11月27日 | からadmin | ファイル: 福祉関係.

「ひきこもりなどを対象に就労準備を支援する事業を…全国の自治体の半数以上が断念」(産経)

厚労省は断念した理由のひとつに「利用ニーズ」の問題があるとしていますが,たとえ「就労」という目先の目標(目的達成のための目印)が同じでも…

・厚労省〜浪費と怠惰な要支援者(-)を手間と経費のかからない生産的労働力(+)へ
・当事者〜自信と希望を回復した自分らしい個人(私の生)の実現へ

…それぞれの目的が異なれば当然の結果です。
それを「制度への『利用ニーズ』が低い」と国の立場(目的)から言い換えていることこそが問題です。

私達の現場実践における利用者さんとの幾つかのすれ違いにも見られる事情かも知れません。


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