現役の頃は講義やゼミの前後に毎日のように学生さんから質問を受けていました。
私からのお話に質問をいただくことは,提示した内容に対する聞き手からの関心・興味の表現として嬉しく好ましいリアクションでした。
しかし,最近は何かに疑問を持つとすぐにインターネット検索に頼る自分がいたりします。
まず自分の頭で考えてください。そのうえで,その仮説を質問や文献などで確認・補完するようにしましょう
…と言い続けてきたのでしたが…
確かに,「ウィキペディア」などは便利なツールですが執筆者名(責任所在)も開示されず,いつ書き換えられても告示のない不安定な情報群で,実際に誤りも多く存在することに気付かされます。
ネット検索は「もの忘れ」には便利な小道具ですが,「私の頭で考える」ことをサボッているものぐさな自分を戒めるものです。