子どもの貧困

2018年2月11日 | からadmin | ファイル: 福祉関係.

「子どもの貧困問題」などと呼ばれるものは存在しません。

そこにあるのは「貧困世帯」(等価可処分所得の中央値の半分に満たない世帯)に生活する「子ども」からの危機サインです。

国民生活すべての最低基準となる生活保護費の引き下げなどは真逆な対応と言わざるを得ません。

危機サインへの対症療法(除く,居場所的繋がり機能)としての学習支援・子ども食堂に関わる皆様のみならず,全ての福祉関係者は大きな関心を持って事の成り行きに注目しています。

繰り返します。問題の所在は「大人の貧困」なのですから!

【2/13追記】
ここで言う「対症療法」とは「痛みという症状」に対する「痛み止め薬」,「発熱という症状」に対する「熱冷まし薬」の投与という対応のことです。

それは子ども達の危機サインを緩和する救急処置にはなっても,残念ながら問題本質(大人の貧困)の解決には繋がりません。

それどころか「痛みや熱」(子どもの危機サイン)を表層的(学習支援,子ども食堂)に抑え込んでも病巣(大人の貧困)は体深部でどんどん進行していくことになりかねないのです。


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