本年も残すところ,あと十日となりましたが,我が新潟では降雪もなく静かな年末を過ごしています。
日本にはこれからの厳冬に立ち向かう覚悟としての「冬来たりなば春遠からじ」という有名な言葉があります。
つらい時期を耐え抜けば必ず良い時期が来る
…とでもいう意味でしょうか。昔から言われている「ことわざ」のようなこの言葉が,実はイギリス由来の詩文にあることを知ったのはつい最近のことです。
If Winter comes, can Spring be far behind ?
これはイギリスのロマン派詩人シェリー(1792-1822)による長詩「西風に寄せる歌」の最末尾にある一節が出典のようです。
なんとも言い難く,やるせない昨今の社会情勢(政治,経済,労働,犯罪…)に辟易(へきえき)する自分を励ましながら迎える年の瀬です。