正月の楽しみの一つにウィーン楽友協会から毎年NHKが衛星生中継してくれるウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」があります。
今年は指揮者にラトビア共和国出身のアンドリス・ネルソス(Andris Nelsons)を招いて表現力豊かな演奏が放映されました。
ウィンナワルツに代表されるあの3拍子のリズムは新年を迎えた私たちの気持ちをいやが上にも盛り立ててくれます。
ある専門家は「ウィーンフィル」の演奏には「DNAに刻み込まれた3拍子」があるようだと語っていました。私もそれは演奏家と楽友ホールの聴衆が一体となって創り出す「民族のリズム」のようなものだと思います。
そうした「音」とともに届けられる「色」と「動き」のトータルがニューイヤーコンサートの成熟した大人の文化の魅力です。
もちろん私たち日本人にも心ワクワクするあの「祭り太鼓」のリズムや「民謡や演歌」に見るようなしっとりとした東洋的な節回しが存在します。
大人も子どもも,貴方にも私にも…ということですよね。
今年もまた「ラデッキー行進曲」の手拍子で新年がスターとしましたが,令和の本格スタートにあたり今年こそ何か良いことがありますように!!